音楽を聴くのが当たり前すぎて、ついアーティストのありがたみはつい忘れてしまう瞬間がたまにあります…
「より多くの女性シンガーの歌を聴く」というのが趣味である私なので、1人に割く時間はそんなに多くはないので特にその傾向があるかも知れません。
熱狂的に誰かのファンになる事も殆どないですしね。
日本の音楽に飽き飽きして一旦は音楽自体を聴かなくなった私を音楽に引き戻してくれた宇多田ヒカルさんや、このブログを始めるきっかけになったMay J.さんは好きではありますが、それでもファンにはなっていません。
他にも歌声だったり、音楽に対しての姿勢だったり、いろいろな要素で気になるシンガーは多数いますが、ほぼ大多数が結局「気になる」止まりで終わってしまいます。
結局、ファンになるというのは「総合的に判断して」ということなのだろうなと思いました。
ちなみに、そんな私でもファンクラブに入っているアーティストは2人います。
鬼束ちひろさんとTHE SxPLAYさんです。
月額300円(+税)のキャリア決済の気軽さがあったという要素も影響している点は否定できないのですが…
好きになる要素があるというのに「ファンになる」or「曲は聴くけどファンにまではならない」
というのは何故だろうなぁと少し考えてみました。
「歌が下手」であることはとてもマイナス要素ではありますが、じゃあ「歌が上手い」だけでファンになるかと言えばそうとは限りません。
May J.さんは間違いなく「歌は上手い」だと思っていますし、最近始めたyouTubeチャンネルで垣間見える人柄も好感を持っているのですが、ファンというまでになれないのはやっぱり歌う曲の問題はあるのだろうなぁと思っています。
で、なんで急にそんなことを思ったかと言えばこの動画で鬼束ちひろさんのライブ動画を見たからです。
ちなみにファンクラブに入っているもののそんなにマメに情報を追いかけている訳ではなく、たまたま久々に鬼束ちひろさんが聴きたくなって、たまたまyouTubeを開いたらこの動画がおすすめに出てきました。
この動画は2021年7月16日~18日のYouTube Music Weekendにというヤツで
それに参加している鬼束ちひろさんは
「7月18日(日)14:30~プレミアム公開!」
という事でした。
情報を気にしていなかったのに「たまたま公開当日に動画を見れた」というのは、やっぱり縁ってものもあるのだろうなとも思いました。
という事で聴いてみましたが、やっぱり歌声の心に響いてくる感じが他とは違うんですよね…
ファンクラブに入っている価値がある
と何となく思いました。
でも、聴く価値は確かにあるけれど、気軽に聴ける歌声ではなく心の準備が必要でもあるなぁというのも感じましたが。
それだけの凄味があるのだと思います。
そのついでと言っては何ですが…
同じくファンクラブに入っているTHE SxPLAYさんの曲も聴いてみました。
同じくやっぱり良いなぁ、ファンクラブ入っていたのは正解だって思いました。
THE SxPLAYさんは鬼束ちひろさんとは似ても似つかないタイプなんですけど同じぐらい好きですね。
「表現したい事がある、それがアーティストである必須条件なのだ。」
という言葉が頭に浮かんできました。
「歌が上手いだけではダメ」というのはこういう事かも知れないなぁと思いました。
曲があってこそのシンガーなんだろう、そして、表現できるアーティストだから心が動かされるのだろうなとも。
ただ、曲×シンガーの組み合わせが良くなかったら聴いても良いとは思えないですから、表現したい事を好きなように表現すれば良いという訳ではないとは思いますが。
何となくこんなことを思ったのも、先日、このようなツイートを見かけたのも影響あるのかも知れませんね。
「歌はうまいとか、下手じゃないんだよ」
— Rune(ルネ)🐿7/24バンドライブ(配信あり) (@Rune214) 2021年7月14日
って言われてしまうと、
わかる気もするが、
少しでもイメージに近づきたい、少しでも自分の声を思い通りにしたい、
と練習を重ねてきた時のすべてを否定された気がして、モヤモヤしてしまうのは私だけなんだろうか。。
※このツイートはRuneさんというなかなか歌が上手いと私が思っているシンガーです。
「歌が上手いとか、下手じゃない」
というのは違う気がしますけどね。
「歌が下手でも良い」とはどうしても思えません。
やっぱり
「歌は上手さだけではない」
であって
「歌は上手さではない」
は違うかな、と…