私はCDは時代遅れだと思っていました。
久々に行ったCDショップもイマイチ時代に取り残された雰囲気があって、購入意欲は湧かなかったです。
むしろレトロ感を出してくれればそれはそれで興味が出たかも知れませんけれど、そうではないのでただ時代についてきていないとしか見えなかったです。
kmm295.hatenablog.com
そんな私の意識を変える歌手がいました。
iTunesで配信もしていなくてライブも簡単に行けなくて、歌を聴く為にはCDを買うしかなかった歌手です。
それでも
「通販でCDを購入してまで聴きたくなる歌手」
がいました。
自分でも意外でしたけどCDを購入してみる事にしました。
そして久々にCDを購入したらなかなか嬉しかったです。
CD自体には価値があるのは間違いないなくて、実は私ってCD好きなのかも知れないと最近思うようになりました。
CDが主流だった頃に高校生だった私はやっぱりCDは身近な存在なのかも知れません。
iTunesでダウンロードした音源でも聴いていて気に入ったらCDが欲しくなる場合も出てきましたからね。
今は購入したくなるCDを売らない方が悪いのだと思っています。
CDを大量に売って利益を上げようとするのは時代遅れで、何のためにCDを売るのかが見えてこないですね。
何度も言う話ですが聴くためだけならCDである必要は全くありません。
何かしらの想いが見えてこなければCDは無価値で、楽曲を聴くだけならダウンロードやストリーミングで良いって話になります。
CDを買いたくない訳じゃなくて「買いたくなるCD」がないというだけです。
今のメジャーで売っているCDには購入する意味は見えてきません。
でも、これから自分を売り込もうとする歌手のCDなら購入する意味は見えてきます。
そう考えるとインディーズのCDショップなら個人的には興味が湧きそうです。
でも、それは
「良い歌とめぐり逢えるCDショップ」
でなければ存在価値はないですけれど。
コンセプトは「発掘」でしょうね。
歌手としての好き嫌いは別にして、今世間で売れているとされている音楽は一部を除き無価値だと感じています。
そうは言っても、日本の音楽業界が無価値な音楽ばかり生み出していると思っている訳ではありません。
「売れる」音楽と「売れ筋を創ろうとする音楽家」に価値がないと思っているだけです。
埋もれている音楽の中には素晴らしいものがたくさんある事が分かったので、それを世に送り出す場にならない限りCDショップには生き残るすべはないと思っています。
売るものはCDやDVDだけではなくデジタル音源やコンテンツなど音楽に関するあらゆるものを駆使して、埋もれている良質の音楽を掘り起こす場になるべく変化するべきだと思うのです。
メジャーとインディーズは基本関係なくて、ショップ独自のセンスで取り扱う音楽が偏っている、そんなCDショップだったらわざわざ行く価値はあります。
ユーザーに向けて
・実店舗に置くCDは少々
・現在活動中のアーティストのデータベースがある
・CDに限らずあらゆる音源を探せる
・マニアックな楽曲でも試聴出来る
・流通していないCDならばその場でCD通販の手続きも出来る
・デジタル音源ならその場でダウンロードできる
・CDをデバイスに落とし込める
・ヒヤリングにてオススメアーティスト紹介してくれる
・PCにて質問に答えるとオススメアーティストを絞ってくれる
・名前も知らない歌手を探せてSNSアカウントを見つけられる
・今すぐ行けるライブ情報が手に入る
・近場のライブイベント情報が手に入る
・好きな音楽を聴きながらお茶できる
・CDショップに行けば自分の望む音楽関係の情報が手に入る
自分で考えておきながらですけれど、そういう場なら暇があれば行きたいです。
アーティスト側に向けて
・データベースに登録するのは月額数百円~数千円でプロ・アマ問わず登録できる
・ユーザーへCD販売の案内をしてくれる
・有料で小ロットのCD製作→受注→発送までやってくれる
・売り上げ実績に応じて店舗に在庫してくれる
・スタッフのオススメになれば店舗に在庫してくれる
…などアーティストをサポートしてそれでも利益を上げれば良いのに。
などと考えているだけで楽しくなってきます。
そんなお店があったら良いなぁ…と思いつつ、むしろ自分でやりたいと半分冗談+半分本気で思っています…現実が許してくれないですけれど。
でも、私はこうやって好きでいろいろな歌手の歌を聴こうとしているので良いですけれど、自分に合う音楽が分からないまま流されるままに音楽を聴いている人が多いと思います。
そんな人に向けた「音楽ソムリエ」っていうのはもしかしたらアリかも知れないですね。
カフェ形式でコーヒーや紅茶を飲みながら読書や漫画を読み選んでくれた音楽を聴く…なかなか優雅なひと時そうです。
私みたいに「生歌上手い女性歌手」にこだわる人もいれば、「映像と音楽の組み合わせ」に価値を見出す人もいるし、「音楽とダンスの組み合わせ」が好きな人もいるでしょう。
「一生懸命歌うアイドル」を応援したくなる人もいれば、「これから売れようと野望を持った成長途中の歌手」を見守りたい人もいます。
今はあふれるほどのアーティストがいます。
「国民的ヒット」なんか狙う時代ではありません。
今はやっぱり
マッチング
でしょうね。
ユーザーとアーティストを結びつける「音楽ソムリエ」って必要だと思いませんか?
…それとも私が知らないだけでどこかにもういます?
もし、誰もいなかったら、コーチ経験や家庭教師経験で人の分析が得意な私が目指してみようかな…
まあ、これも半分冗談+半分本気ですけどね。
そう言えばそんな
音楽マッチングアプリ
があっても良さそうですけど…
それも私が知らないだけである???
いずれにしても一方的に音楽を流すのも一つの方法でしょうけど、コミュニケーションを取りながら自分に合った音楽を探すというのも至福の時間だと思います。
一人で「知らない歌手の歌」を聴き漁っているのですら楽しいですから…
それでは今日のオススメは…
今日はあえて歌無し曲のSANOVAというバンドの二角形という曲をオススメしたいと思います。
歌が好きな私でも聴けるピアノ演奏がメインの心躍る曲です。
ってヒアリングしながらこの曲が合うかどうかを判断してオススメ出来れば良いのですけれどね。