これから「歌唱力で勝負しよう」とする新人歌手の中には、
カバーソングを歌う→動画UPする+路上ライブをする
そこから始める人が増えてきている印象です。
知名度がある曲を歌う事で、動画UPであれば検索に引っかかりやすくなるでしょうし、路上ライブであれば知らない曲より知っている曲の方が人を集めやすいのでしょう。
そうやって
自分の存在を知ってもらいやすくする
比較対象がある事で自分の歌唱力もアピールしやすい
と言う狙いもあるかも知れません。
実際の歌唱力云々は別にして、そうやって自分を信じて行動に移した新人歌手は無条件で応援したくなります。
先日、人と待ち合わせしている時に路上ライブをやっていたのですが、用事があり少ししか聴けていなくて残念でした。
用事がなければ最後まで聴きたかったですね…
上手いかどうか判断出来る程は聴けてないですが、アウェイ感抜群の中、頑張って歌っている姿は応援したくなりました。
そんな新人さんが良く歌っているのを見かける(という印象がある)曲
HYさんの「366日」
小谷悠花「ハナミズキ」(一青窈) 2015/08/18 大阪 なんば 高島屋前
※小谷悠花さんの事はちょっと応援したい…なんて思ってましたが、詳細は分からないけれど現在は活動休止中と思われます。
残念です。
宇多田ヒカルさんの「Farst love」
AIさんの「story」
伊藤由奈さんの「precious」
中島みゆきさんの「糸」
松任谷由実さんの「春よ、来い」
aikoさんの「カブトムシ」
絢香さんの「三日月」
もちろんこれだけではないですが、よく見かける気がします。
つまりは名曲だと言う事なのでしょう。
あまり著作権に関して詳しくないですが…
曲は作った人のもの=作詞者・作曲者のもの
歌う人のものではなく創作した人に著作権があります。
歌手・実演家・製作者・放送事業者(伝達者)は著作隣接権というもので、著作権よりは弱いですが権利を保護されているそうです。
そういう観点から考えると、
「〇〇(歌手)の△△(曲名)」
という表現は適切ではないという事です。
曲は曲、歌手は歌手で個別に考えるのが本当で、
「〇〇(歌手)が歌っている△△(曲名)」
とするのが正しいという事になるのでしょう。
まあ、どうしても歌手の方が覚えやすいのでユーザーとしては作曲者の名前が出てくる事は少ないとは思いますけど。
著作権を守る事が前提になりますが
同じ曲をより多くの人が歌うのは、もっと歓迎されても良い事
のような気がします。
より多くの歌手にカバーされるのはその曲が素晴らしいからだと思いますし、素晴らしい曲を歌いたいと思う人が増えるのはとても自然な事だとも思います。
多くカバーされている曲は名曲
である事は間違いないです。
私の身近でも多いですがカバーソングを歌うと、
「でオリジナルはどうなの?」
と言う人が多い気がします。
私としてはそんなつまらない事を気にするのは好きではありません。
歌手としての実力がどうなのかにしか興味が無くて、オリジナルがあるorなしは重要ではありません。
そのうち良い曲に出会えれば良いな、とは思いますが。
結局はその歌手が歌った結果、曲との相性と完成度がどうなのかが重要だと思っています。
あくまで個人的な感情の話ですけど…
一番最初に歌った歌手のものとしてオリジナル曲とは言いたくはないです。
一番最初に出来た曲
は間違いなく
オリジナル曲
ですが、最初に歌った歌手は
オリジナル曲を一番最初に歌った歌手
ただそれだけだと思っています。
※歌手本人が作詞作曲している場合でも歌う事と作詞作曲は別で考えたいです。
だからと言って一般的に使っている「オリジナル曲」という言い方に対してイチイチ訂正はしないですけどね。
私はオリジナルソングかカバーソングかをこだわるのは、とても視野が狭くて可能性を狭めている事だと思います。
同じ曲でも歌い方や解釈の仕方が歌手それぞれで、良い曲ならばいろいろなパターンの曲を聴きたくなります。
あくまで個人的な意見ではありますけど
聴きたい曲かどうか
それが重要です。
ただ、歌手活動を継続するだけの売り上げは必要で、「売れる」ことは無関係ではいられないのだとは思います。
だから、いわゆる「オリジナル曲」が必要にはなるのですが。
ちょっと話が逸れますが…
シンガーソングライターの中には
・作詞作曲に優れているが歌唱力が並み以下
・歌唱力や声質が良いが作詞作曲が並み以下
このパターンが結構あります。
作詞作曲に優れていて、歌唱力があり、そして声質も特徴がある…そんな歌手は今のところ鬼束ちひろさん以外は思いつきません。
そう考えると人それぞれ得意分野があるので、
競い合うのではなくお互い協力し合って、適材適所でいけばかなりの良い歌が聴けるのではないか…
そう期待しているのですがどうでしょうか?
歌手に限らず今はコラボが有効な時代のような気がしていますが…
結論…
①良い曲はどんどんカバーして広めていくべき
②オリジナルなのかカバーなのかを語るのは無意味
③適材適所でお互い協力した神曲を聴いてみたい