kmm295のブログ

May j.さんは歌が上手いと思うけど他はどうなの?から始まった女性シンガーメインのブログだったが最近は方向性を探ってる感じ。

「歌が上手い」の定義や評価基準、そんなものは存在しないって思います。

何かを評価する時に「判断基準」や「評価基準」などの言葉が良く出てきます。

工業製品や食料品など、品質が一定以上でなければならない製品など、誰が扱うかに関わらず安定した基準がなければいけないものは確かにあります。

そして、その場合の「基準」は誰が見ても明らかでなければいけません。

利益を追求する企業にとって売上金額を基準にした評価は、商業的観点からするとある意味「明らか」な評価基準になってしまうのは、仕方のない話なのでしょう。

そして 

売れる=多数派

売れない=少数派

とも言えると思います。

売れる=より多くの人が「良い」と評価したもの

そして、それが世間では「良い」とされる…

そういう流れになるのも自然な事だとも思います。

 

しかし、世の中の評価は多数決で決まってしまうのは仕方がないとして、自分の評価はそれを参考にする必要があるのでしょうか?

多数決で「良い」とされたものが、自分にとっても「良い」ものなのでしょうか?

他人が良いと思ったものを「良くない」と思う感覚は間違っているのでしょうか?

 

自分の感覚に任せる

それで良いと思っています。

 

世間という大まかなくくりで「良い」とされていても、その人にとっては「良くない」と思う事は全く当然の感覚です。

自分の好き嫌いは自分の判断が全てでしかないです。

百歩譲って「おススメ」があったら検討しますが「押し付け」は不要です。

※あくまで「評価は好きなようにしていい」というだけです。「好きに行動する」となるとやはり他者との関係や、社会全体のルール(法律)等の、様々な制約を受ける場合も往々にしてあるので完全に自由ではないと思います。

 特に「歌」や芸術こそ自分勝手に評価すれば良いものです。

理由があっても

理由がなくても

好き嫌いは自由です。 

 

 

そうは言っても「歌が上手いかどうか」のある程度の評価は必要です。

歌唱力の向上には客観的評価は必要でしょうから。

では、何をもって「歌が上手い」かそうでないかが決まるのでしょうか?

音程が外れている

音域が狭い

リズム感がない

それは明らかに「歌は上手くない」だと思いますが、そこをクリアした後の評価はどうなるでしょうか?

結局のところ相対評価でしょうね…

より好きか嫌いか

どちらが上手いと思うかどうか

そうやって比べる事で判断するしかないと思っています。

実際上手いと思っていたけど、さらに上手い人のを聴いたり見たりしたら、そんなに上手く思えなくなったり。

逆もあって、そんなに上手いと思ってなかったのが、他と比べたら上手く思えてきたり…

そう言えば歌だけに限らないのですが

絶対評価って世の中にはどれほど存在するのでしょうか? 

個人的には芸術に関する絶対評価は全く思いつかないのですけど…

そう考えると数名の審査員だけに歌を判断されるのは、結構理不尽な話だなと思えてきます。

ある音楽審査番組で…

「歌う時の目線がダメ」って言っている審査員がいました。

「佇まいが雰囲気ある」って言っている審査員がいました。

それって歌唱力に関係あるのですか?

と言いたいです。

強いて言うなら

「目線が下でうつむいているから声が前に通らない」

とかなら分かりますけどね。

佇まいの雰囲気って…

それこそ審査員の主観そのものじゃないですか?

 

ちなみに…

100人中1人に評価される=評価率1%

…とします。

100人→1人

1,000人→10人

1万人→100人

10万人→1,000人

100万人→1万人

1,000万人→10万人

1億人→100万人

そう単純な話ではないとは思いますが、1%の人が評価してくれるってはすごい事だと思いませんか?

そう考えると数人の審査員の評価だけが全てとはとても思えないのです。

99%に評価されなくても全然問題ないって事なので、数人の評価を気にするよりはより多くの人に知ってもらう方が先です。

0%はアウト

ですけどね。

 

ちなみに、100/100人が上手いと思う歌手っているのでしょうか?


May J. アナと雪の女王 Let It Go ~ありのままで~ 劇中歌ver. ( Frozen )

May J.さんの好き嫌いは別にして、この動画が可能性高いと思いますが、どうなんでしょう?

この動画を見て下手だと思う人がいたとしたら信じられないですが、それでもそう思う人もいることでしょう。

過去の歌手で言えば美空ひばりさんも相当上手いと思いますが、今の若い子が聴いてどう評価するのでしょうか?

若干気になります。

美空ひばりさんの全盛期当時だったら100/100の可能性があったかも知れないですが、今の時代ではとても全員同じく良い評価になる事はあり得ない気がしています。

ただし…

100/100人が下手だと思う

という事は良くありそうですけどね。

つまりは 

良い評価を1人からでも得ることが出来れば可能性は広がる

という事です。

0/100人はさすがに無理だと思いますが。

 

より多くの人から評価されたいと思うのは自然な事ですが、提供する側も、受け取る側も、様々な感性があり評価は人それぞれです。

同じことを同じようにやっても

人が変われば評価が変わる

そういうのは経験から何度もありました。

だからこそ

音楽だけではなく芸術には「定義」したり「基準」を設けたりは出来ないです。

なのでそんな不安定な他者の評価に流されてはいけません。

自分の評価を優先して欲しいと思います。

…評価者0人ならちょっと立ち止まって考える必要はありますけどね。